女性社員は「入社2年目」で管理職になる意欲を失う!

 

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入社1年目に「管理職を目指す」と答えていたのに2年目でその意欲を失う女性社員の割合が、男性社員の倍に上るという独立行政法人女性教育会館が平成29年5月に発表されました。
国政として位置づけられている「女性活躍推進の時代」に、なぜ女性の意欲はそがれてしまうのでしょうか?管理職志向の有無の決め手は何なのでしょうか?
管理職登用に打診された際、女性は『自信がない』と答える傾向がとても強いようです。幼いころからの男らしさ、女らしさの刷り込みもあって、職場のリーダーは男性の役割と思いがちで、女の子の親もその認識がいまだに強いですね。もちろん、地域間の意識の差もあるのも事実です。
そのため、入社後に仕事を任されないとやはり管理職は無理なのかと思ってしまうのではいでしょうか?ですので、むしろ男性社員よりも先に『キャリアモチベーション』をあげていく育成指導をしないと、『いつ辞めるかわからない』と男性管理職特有の意識がいつまでも変わらないと思います。
この調査は2015年と2016年に正社員800人以上の大企業の社員(総合職)を対象に実施されました。
両方に答えた男女745人の回答を分析したところ、1年目に「管理職を目指したい」「どちらかというと目指したい」と答えた女性は64.7%でした。
一方、2年目には44.1%まで低下しましたが、男性の方は1年目が94.1%と極めて高く、2年目には85.2%に落ちましたが、意欲は女性より高い結果でした。
興味的なのは管理職志向のない女性に理由(複数回答)を尋ねたところ、「仕事と家庭の両立が困難になる」(64.4%)で、「自分には能力がない」(45.8%)、「責任が重くなる」(32.2%)、「もともと長く勤める気がない」(20.3%)という結果は納得感があります。
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この調査結果から、女性社員は入社時点ですでに管理職志向が男性社員より低く、さらに、働き始めてわずか1年間でさらにその意欲を男性社員以上に失うことが読み取れます。
◆管理職志望は、女性本人の「やる気」だけの問題でしょうか?
身近に感じられる女性管理職のロールモデルがいればたった1年でも管理職を目指す意欲が湧くし、いなければ逆に意欲が失われるという意見もあります。
女性社員の管理職ロールモデルの存在は今後の職場で大きな価値を生み出すことになると思うのです。
管理職の9割は男性といわれる日本で、女性管理職は希少な存在です。
つまり、男性の前には多様なロールモデルが存在しやすいですが、女性にとってはまだまだ男性のようにはなっていません。
今回の調査で感じたことは、長時間労働や残業をいとわず、男性並みか、それ以上に働く『スーパーウーマン』風の女性管理職しかいないと、下の世代は『あんなふうに働けない』『あんなふうには働きたくない』とかえって意欲がそがれるということ。逆に、身近に多様な働き方、生き方をする女性管理職がいれば、管理職への意欲が芽生えるという点です。
政府は「2020年までに指導的立場(管理職)に占める女性の割合を3割にする」との目標を掲げていますが達成できるのでしょうか?
企業の採用担当者らがよくお聞きする言葉で、「管理職を希望しない女性が多い」
「女性は入社時にいくら優秀でも、その先、男性ほど伸びない」というのがあります。
国や企業レベルではなく、男性一人一人の意識改革を。フルタイムの共働きでも育児の8割以上を妻任せにする男性が約半数に上るデータ結果もあります。
思うように仕事時間を確保できず、仕事への意欲を無理矢理引き下げることで心理的葛藤を減らそうとしている女性社員に『意欲がない』『管理職志向を持て』なんて言えないはずですね。これからも「女性活躍推進」は女性の働き方だけの問題ではなく、男性も、働きながら子育てや介護を担えるような、男女問わずの働き方改革こそが必要なのです。入社2年前の女性社員のホンネは、「女性活躍推進」のためのヒントにつながっています。
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アチーブ人財育成株式会社 
 
【出典先】
*独立行政法人国立女性教育会館「男女の初期キャリア形成と活躍推進に関する調査」結果~パネル調査による入社1目と2年目の比較/2017年5月発表」より

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